Consult(Consultant)”は、「共に座る」が語源であり、転じて「相談する/協議する」という意味になっている
https://tenshoku.mynavi.jp/eng/consult/02/06.cfm
いきなりだが、コンサルタントの語源はこのようになっている。
つまり、上でも下でもなく同じテーブルにつき同じ目線で相談に乗る、協議して道筋を示すという事なのだが一般的にコンサルタントはこのように理解されていないケースが多い。
私が会社員であった頃などコンサルに対しては「当たり前の事しか言っていないのに高額な報酬をもらえる偉そうなやつ」程度の印象でしかない。
今となればあの時関わったコンサルはコンサルではなかったのだと断ずる事が出来るのだが。
さて、冒頭から脱線したが何故この話から始まったか。
それは「本物のコンサル」こそがこの世界で生き残る事が出来るからだ。
企業からの天下り役員や付き合いで雇ったコンサルではない、本当のコンサルでないとこの世界で生き抜く事は出来ない。
コンサルとして起業するのであれば
どうやったらコンサルになれるのか
コンサルになるのは簡単だ。youtubeでもネット記事でも書かれている事なので改めてここで触れる必要はないが念のため再確認しておこう。
「名乗るだけ」
だ。
コンサルタントに必要な資格はない。よって名乗るだけでコンサルになれてしまう。
だからといってコンサルをいきなり名乗ろうと思う人間にあまり出会ったことがない。それは世の中で「コンサルタント」が簡単になれるものでないというイメージがあり、それに起因するのかもしれない。
コンサルへの道
コンサルタントはプロフェッショナルでなくてはならない。
しかし誰でもコンサルは名乗れる。
よってこの世の中には様々なコンサルタントが存在する。
経営コンサルタント、ITコンサルタント。
戦略に業務改善、人事コンサルタント。PMOやBPR。
この辺りが一般的にイメージするコンサルタントだろう。
しかしそれ以外にも話し方コンサルタントやユーモアコンサルタントなるものも存在する。
コンサルタントの種類
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88
一口にコンサルタントといっても色々とあるのだ。
だからまずは何のコンサルタントを目指すかが重要になる。
もし経営コンサルタントやITコンサルタント、業務改善コンサルタント等を目指すのであればまずはファームに入社する事をお勧めする。
得られる知識や何より経験がこの世界ではものを言う。
それ以外に個人の特技を活かすのであればオリジナリティー溢れる名称で自身のアイデンティティーを全力で活かせるコンサルタントを目指すのもいいだろう。
必要な準備
何より重要なのは
お客様を確保する事だ。これに尽きる。そしてこれが一番難しい。
近年、コンサルタントが増加傾向にある。
必然的に競争は激しくなる。大手企業は比較的大手コンサルティングファームを利用するが、そうなれば中小企業が独立系コンサルの市場となる。
しかしながら、いきなり企業へ訪問して「コンサルです。改善させて下さい」といったところで殆ど雇ってはくれないだろう。
何より効率が悪い。
見込み客を確保する上でよく言われるのは「セミナーを開く」だが、はっきり言おう。やめておいた方がいい。
なんの経験も実績もない人間がいきなりセミナーを開いたところで誰も聞きたくない。
じゃぁどうするのか
まずは人脈を作る事だ。
セミナーに参加する、地域のコミュニティーに入るなどとにかく人脈を形成する事が最重要である。
よく目にする名刺交換会などはあまりお勧めしない。
企業の役員クラスや社長はそういうイベントには参加しない。
銀行の方々や同友会など、こういったコミュニティーへの積極参加は絶対にしたほうがいい。
コンサルの仕事は基本的にその多くが紹介からだ。
よって、「紹介してくれる人」と繋がる必要がある。
そのうえで自分の価値を存分に知って頂き何がサポートできるのか、自分を雇うメリットをしっかり相手に刺さる言葉で纏める必要がある。
だからこそ、そういった自分を売り込むための「売り文句」は携えておく事をお勧めする。
まとめ
コンサルは誰でもなれるが誰でも継続できるわけではない。
本当に企業のメリットになる存在であり、役に立てる存在に自分を高め続ける事は必須条件だ。
その上で人脈形成をしっかり行い、お客様を本当の意味で満足させるサービスを提供する。
結果として次の仕事が舞い込んでくる。そのルーティーンだ。
プロフェッショナルでなければならない。
だからもしコンサルとしての起業や独立を考えているのであれば、ファームでの実績や会社にいたころの自分の栄華など捨て去った方がいい。
今からが自分のスタートであり、ここから始まるのだ。
信念をもって、企業を本当によくする事が出来れば自ずと道は開けるだろう。