業務改善における失敗経験!過去に実体験した苦い思い出について!

皆さんこんにちは、広島県の業務改善コンサルタント/SNS集客コンサルタント株式会社LEO-Makotoの大澤です。

本日は、私が過去に実体験した失敗談についてご紹介させていただきます!
勿論、その後修正し結果的には成功で終わったのですが、私の中では戒めとして残しておかなければならない貴重な経験であった為、この場を借りて振り返ります!

今回は『失敗』と表現させて頂いていますが正しい表現は『反省』です。
ここから得た物は本当に大きかった、、。だからこそお伝えする価値があると考えています!

業務改善に携わり、2年が経過した頃です。私はここまで殆ど大きな失敗もなくめちゃくちゃ天狗になっていました。

この頃、3か月に1製造ラインを集中的に改善し30%の生産性向上を目標とする現場改善プロジェクトに参画していました。

私はここまでで幾つかの製造ラインと、物流関連職場などの生産性向上を達成してきており、失敗が脳裏によぎる事すらなかった時期です。

このタイミングで次の対象となった製造ライン。ここが私の学びの場になりました。

天狗だった私はいつも通り30%の生産性向上という目標達成に向けてまずは現状把握に取り掛かりました。
ワークサンプリングやタイムスタディーを行い、データが出そろってきて問題点の定義を始め、改善案の立案を実施していきました。

ここまでは通常の流れだったのですが、2年間の経験から大体『問題点はヒアリングから予測出来る』といった確信をもっており、現場作業者の方々や当該製造ラインのリーダーから聞く言葉を最重要視してそれをデータと結び付けていくという半ば『出来レース』的な形で問題を定義し、それに対する改善案を立てていったのです。

何故このような行動をしたのか。これは1つは毎度時間がなくなり、ラストスパート時に多忙を極める流れが定常化していたため。そしてもう1つは大体答えが分かっているのにここからもう一回データを見て問題を炙り出していく時間こそムダじゃない?という驕りからです。

そう。慢心した天狗はきちんとした現実を見ずにヒアリングだけであらかたの問題を把握した気になり、更には折角の生データをその問題が問題として浮上するような形に見せるような資料作成をしたという改善する者にとってはあり得ない行動をしたのです。

結果、改善案は出来レースの延長線上なので本質的なものではなく、実行した後で様々な問題が出てきました。

そして、更には習慣最大風速としては30%付近の生産性向上が見込めたものの、現場従業員の方々が無理をする。そしてムリをする為ムラがある作業になってしまう。よって平常的な効果を出す事が出来ませんでした。

『ダラリ(3無とも言う。ムダ・ムラ・ムリの事をいう)』状態です。

何故このような状況になってしまったのかを客観的に見ていき、フレームワークに落とし込んでいくと本質的な問題にたどり着いていない、謂わば上辺の改善しか出来ていなかったことにたどり着きました。

そして、それにたどり着いた時には既に『何故このような事になったか』は理解していました。

自身の驕り、そして自身の怠慢によりこのような状況を生み出してしまった事を深く反省し、現場従業員の方々やリーダーの方に謝罪をした上で『もう一度チャンスをいただきたい』という旨素直にお願いさせていただきました。

実際には2度もチャンスを頂けることなどあってはならないのですが、その製造ラインの方々は快く受け入れてくださいました。

ここから私は全力を尽くし、あくまで客観的且つ定量的な目線で問題を絞り込み、改善策を考え、現場の方々と一緒に汗を流し改善実施したことで30%を継続的に達成出来る改善を実施したのです。

ここから私が学んだのは、『常に謙虚でお客様にとっての最善に導ける存在であれ』という事と『絶対に妥協や近道をするな』と言う事です。

私が現在、目標必達をポリシーとしており、同時に笑顔の未来を創るという理念を掲げているのは『お客様にとって最善の結果により笑顔を増やし、持続可能な改善効果を永続的に届ける』事を最重要視しているからこそです。

この失敗から10年が経ちました。

現在の私は絶対にこの経験を忘れる事なく、真摯に問題に向き合うという姿勢で多くの実績を積み上げてきました。

これから先どのような経験をしようとも、どれだけ時間がなくとも。

妥協はせず、驕らず、お客様にとっての最善を極める事に特化していく。

これが私が失敗から学んだ重要な原点です。

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