5sにおける3つ目と4つ目のS、「清掃」「清潔」について!

5sの中で「整理」と「整頓」に関してはどのように行うか、多くの方々が最初に学び、実践していると感じる一方で今回ご紹介させて頂く「清掃」と「清潔」について、しっかりと説明出来る方は存外少ないと感じています。

参考記事
<整理>
5sは整理が超重要!5sの一つ目、整理について徹底解説!
<整頓>
5sにおける2つ目の「S」、整頓について徹底解説!※事例あり

しかしながらこの「清掃」と「清潔」は5s活動において超重要な項目であり、最後のSである「躾」との紐づけが非常に強い部分になります。

そこで今回は、その超重要な2つのS、「清掃」と「清潔」を徹底解説していきたいと思います。

是非最後までお付き合い頂き、皆様にとって本当に価値のある5s活動にしていきましょう!

3つ目のS「清掃」について

皆さんは「清掃」の意味を明確に口にする事が出来ますか?

[名](スル)きれいに掃除すること。「室内を清掃する」「清掃当番」

https://kotobank.jp/word/%E6%B8%85%E6%8E%83-545702
コトバンクより引用

コトバンクより引用した「清掃」の持つ意味はこのようになっています。
皆さんからしても慣れ親しんだ言葉なので、納得の意味あいではないでしょうか。

この言葉の通り、「清掃」とはきれいに掃除する事です。

当たり前と思うかもしれません。5sの原点ともいえるこの「清掃」という活動は、必要な時にすぐ作業出来る状態を維持する事整理整頓された正常な状態を保ち続ける事が狙いとなります。

また、清掃活動は点検の役目も担います。日頃から清掃が行われ、機械設備や工具を掃除していく中で些細な異常にも気づく事が出来、設備トラブルなどを未然に防ぐ事が出来ます。

これも清掃活動の大きな効果の一つと言えるでしょう。

清掃の進め方

品質面においても、常にきれいな職場を維持する事でコンタミ(コンタミネーション)が防げる事。
そして、きれいな職場であるという事は社外の方々からの見られ方としても「品質面」「環境面」などを考慮しているという評価を受ける事が出来ます。

汚い職場で生産されたものよりもキレイな職場で生産されたものの方が品質がいい。実際には汚い職場でも非常にいい品質の物が生み出されているものの、人間の印象とは見た目で決まってしまうのです。

よって、もったいない想いをしない為にも「清掃」活動を推進する事で外部からの評価も上げていく事は会社として重要な取り組みではないでしょうか。

清掃活動で最終的に目指すべき状態は以下のような項目が挙げられます。

  • チリや埃が常にない状態
  • 床に水や油などの汚れがない状態
  • 設備や工具台、部品棚のどこを素手で触っても手に汚れがつかない状態
  • 普段着で横になれる状態

清掃を徹底するというのは上記のような状態を常に維持し続ける事をさしますが、中々ハードルが高いですよね。

なのでまずどのような状態をよしとするかという基準を会社ごとに設けていく事が重要です。

1ステップ目はこう、次の段階ではこうという具合に目標を常に底上げしていく事で如実にその効果が表れるのです。

チェックシートなどを用いて清掃活動を毎日チェックする取り組みもあるようですが私はあまりお勧めしません。

何故なら、いつの間にか「チェックシートをつける事が目的」になってしまい、本来の目的である清掃がきちんと出来ていないにも関わらずチェックだけがされているといった状況に陥りがちだからです。

また、管理者の方々もチェックシートを確認する事で清掃が出来ていると勘違いしてしまい、会社としての清掃のレベルは停滞してしまうのが怖い所です。

品質のチェックシートなど、エビデンスを取る事も目的の一つとなっている場合には有効かもしれませんが清掃においては「やった、やってない」を証拠として残す必要などない。

本当に意味を理解し、きちんと実施する。そしてその状態を管理者がきちんと現地現物で確認する。

これが清掃活動のレベルを上げる最も確実性の高いアクションです。

4つ目のS「清潔」について

では、4つ目のS「清潔」に話を移しましょう。
同じような質問になりますが、「清潔」の意味を発言する事が出来ますか?

清潔であるということは衛生管理が行き届いて,病原菌などが発生・増殖しにくい状態を指す。しかし清潔は文化的な観念とも深く結び付いており,基本的にはきちんと整理され秩序立った状態のことである。反対に秩序に異物が混入したり,外部との境界があいまいになった状態を不潔であるとか汚れているとかいう。

https://kotobank.jp/word/%E6%B8%85%E6%BD%94-161965
コトバンクより引用

こちらはコトバンクより一部抜粋したものとなります。
清潔とは一般的にこのような意味合いを持つようですが、5sにおける清潔が持つ意味合いは「整理」「整頓」「清掃」という3つのSを維持し続ける事を指します。

少し話が逸れますが、5sとは日本語をローマ字化して頭文字を取ったものですが英語の5sも存在します。

参考:英語の5s

  • 整理(Seiri):Sort(分類する)
  • 整頓(Seiton):Set in order(正しい位置に置く)
  • 清掃(Seisou):Shine(輝く)
  • 清潔(Seiketsu):Standardize(標準化)
  • 躾(Shitsuke):Sustain(維持する)

5sにおける清潔の意味はむしろこの英語の5sの方が意味合いとしてはよく捉えている表現だと私は思います。

標準化、つまり「整理」「整頓」「清掃」という3sが会社にとってどういう状態であるかを定義しそれを保ち続けるというのがこの「清潔」というSになり、それを躾によって習慣化するというのが大きな流れです。

清潔の進め方とは

「清潔」を保持する為に必要なアクションはみんなが理解し、当たり前に実行できる状態へ持っていく教育が最も大きな部分と言ってもいいでしょう。

仕組みに落とし込むこのフェーズは管理者側のマネージメントによってその達成度が大きく変わります。

「整理」「整頓」「清掃」が持つそれぞれの意味を従業員全員が言語化出来、実行できる。

そうする事によりいつでも誰でもどこででも3sが行われている職場づくりが出来る。そうすれば必然的に清潔は達成出来ているという具合です。

その為には躾が非常に重要になってきますが、これはまた別の記事でご紹介しましょう。

最後に

5s活動は単なる掃除を意味する活動ではありません。

生産性や安全、品質などに大きく影響し、社外からの評価も大きく左右します。
この活動を成功させる事はビジネスにおいて大きなチャンスに結びつくばかりか、従業員の皆様の改善力の土台作りやモチベーションにまで影響を与えるのです。

しかしながら、まだまだ5sが根付いている企業は少なくその多くは5sが持つ本質的な意味を教育・実践出来ていない事に起因していると私は考えます。

経営者様がどれだけ重要視していても実行する側が理解していなければ会社としては「理解していない」に分類されてしまいます。

こういったギャップを埋め、確実な行動に結びつく教育。そして実際の変化を体感させることにより得られる従業員一人一人の意識の変化。

このきっかけを与える為にも5s活動を始めてみてはいかがでしょうか。

弊社では、5s活動の教育や実行といったあらゆる面でのトータルサポートをさせて頂いております。

まず必要なのは知識ときっかけです。ここで得たノウハウを武器に今後の展開は自らの手で行う事が出来る力を養う。

その最初の部分を達成する事をお約束致します。

無料相談もございますのでお気兼ねなくご連絡頂ければ幸いです。

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