5sは整理が超重要!5sの一つ目、整理について徹底解説!

5sという言葉は企業に勤める方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

5sの起源は明確には分かっていません。トヨタ生産方式が始まりという方もいらっしゃれば日本能率協会が始めたものであるという説も根強い。

よって、この言葉の起源についてはたまに聞かれる事はありますが、記述した通り「はっきりした事は分かっていない」とお話させて頂いております。

5sとは

ご存知の方もたくさんいらっしゃるかとは思いますが、5sとは以下の5つの要素の総称です。

  • 整理(Seiri)
  • 整頓(Seiton)
  • 清掃(Seisou)
  • 清潔(Seiketsu)
  • 躾(Shitsuke)

日本において昔から最初の2つのSである「整理」と「整頓」はよく使われてきました。そしてそこに「清掃」が加えられる事で製造現場でよく聞く3sという呼ばれ方をするようになりました。

その後、「清潔」と「躾」が加わり、5sへと呼称を変えていったのだと言われています。

企業によっては習慣(Shuukan)を加えて6sや、作法や安全(Safety)を加えて7sなど、企業独自の取り組みや考え方が加わる事も珍しくありません。

しかしながらどこの企業においても基本の5sについては同じで、だからこそこの5sという所に注目が集まるのだと考えています。

5sについて

初めのS、「整理」の重要性

では、具体的に5s活動を進めていく上でどの要素が最も重要か。
勿論どの要素も同じように重要で力を入れる必要がありますが、殊更最初のSである「整理」で躓く企業が多いのです。

では、「整理」とは一体どのような物か。そしてそれをする事で企業にとってどのようなメリットがあるのか。

そういった視点で5sのそれぞれの項目を深堀りしていきましょう。

「整理」とは何か

整理と一言にすると少しボヤけてしまいますが、この言葉の定義について皆さんはしっかり説明する事が出来るでしょうか。

整理とは

 乱れた状態にあるものを整えて、きちんとすること。「資料を整理する」「気持ちの整理がつく」「交通整理」
 無駄なもの、不要なものを処分すること。また、あとあと煩わしい問題が起こらないように処理すること。「人員を整理する」「身辺を整理する」

https://kotobank.jp/word/%E6%95%B4%E7%90%86-546621
コトバンクより引用

コトバンクより引用した整理の考え方について、2点抜粋しました。

この2点が5sにおける「整理」の考え方にとって重要な点になってきます。
特に2番の「無駄なもの、不要なものを処分すること。」というのは真髄の部分になってきますのでよく覚えておきましょう。

5sにおける整理の始め方

前項でご紹介した通り、まずは不要な物を捨てる所から始めるのが5sにおける整理の始め方です。

もう少し掘り下げますが、正確には以下の3点に分類する所から始めます。

  • すぐに必要な物、使用頻度が高い物
  • 使用する事はあるが、頻度は低いもの
  • 使用しない物

この分類を行う事そのものが第一関門になります。
その理由は、実際にその場で作業する人にとっては「どれも必要」という回答が返ってきがちな点です。

そして、現場で作業する人からすると周囲の方々から「これは要らない」などと言われるとたまったものではありません。

なのでここでは明確に基準を設けてあげる事が5s活動を遂行する上で非常に役に立つのです。

例>整理の定義

上記の例はあくまで例としてシンプルに表現した物です。
何を以てして必要な物扱いなのか、何を以てして必要だが頻度が低いもので、何が不要な物なのか基準を設けておけば迷う事がありません。

また、社内で明確に基準を作る事で教育にも使えるばかりか、定期的に分類作業をしていく際に共通の指標となるのでスムーズ且つ不平不満が出にくいといういい点があります。

その他の分類方法

基準を決める他に私が短時間で5sを実行する際によく使うのが3秒判別です。
現場従業員の方と実際の5s現場で「これは要る?」と聞いて即座に「必要」と答えれば必要な物。んーーーいるけど、、と悩めば保留。つまり使うけど頻度が低いものへ。要らないとなれば不要な物へ。

しかし、この方法を実施するには「5sをなんの為に行い、どのようなメリットがあるか」という点についてしっかり開始前に教育しておく必要があります。

必要な物以外の取り扱い

必要な物以外の取り扱い方というのが重要な点となってきますが、先ほどの分類を行った後にカラーテープなどできちんと分類結果が分かるようにしておいてください。

必要だけど頻度が低いもの⇒青
不要な物⇒赤

など。

私がよく使う手段としては、すぐに捨てるのではなく「必要だけど頻度が低いもの置き場」と「不要な物置き場」を用意して、一定期間そこに置いておくという手です。

大規模な5s活動の時などは特にこの手段を使います。
理由は、「他の工程で使用頻度が高い物に代用できる物」の存在や「分類が間違っていた時」、そして「固定資産だった時」があるからです。

何れにしてもまずしたい事は手元に必要な物だけを置いておく事です。
そしてその目的は「探す手間」や「その他手扱いの手間」「スペースのムダ」を削減する事。

そして、すっきりさせて作業スペースをきちんととる事による安全性の確保や品質面に対する懸念の払しょく。環境の改善。

よって、何れにしても「必要だけど頻度が低いもの」に関してはそういった物を集めたスペースが必要となるのです。

まとめ

本記事では5sの「整理」についてお伝えさせて頂きました。

纏めると以下の取り組みが必要になるという事です。

  • 5sを理解する
  • 整理における分類の定義を決める
  • 分類をする
  • 必要な物だけ手元に残してそれ以外の物は一時保管スペースへ。
  • 必要だけど頻度が低いものに関しては纏めておけるスペースを確保
  • 不要な物は一定期間経過後廃却

これらが「整理」の活動に必要なアクションです。

この「整理」の活動が終われば次は「整頓」のフェーズに進みます。

何れにしても「整理」がきちんと行われていなければ5sは進まず、ここを疎かにした状態で5sを進めても本当に得たい効果を得る事が出来ないという事態に陥ってしまうので注意が必要です。

5sというのはダラダラと時間をかけて行うものではありません。
継続した活動にする為。そして効果を最大限発揮する為にも「意味を理解する事」が重要で、その教育は必要です。

しかしながら1日でも本気になれば成果を出す事は可能です。

上記記事は私が某企業で1日で実施した5sの事例紹介です。是非ご覧になってください。

弊社では、今回ご紹介させて頂いた5sをはじめとした業務改善をサポートさせて頂いております。

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