クラウドファンディングというサービスが徐々に拡大し、今や巨大マーケットの一つとなっている。ユーザー数の増加、プロジェクトにチャレンジする人の増加が著しく今後も成長していく市場であることは間違いない。
現状において、利用者数は殆どが関東圏や大阪をはじめとした近畿地方に集約されているが今後地方でもチャレンジする人が増える事は容易に想像出来るし、弊社のようなクラウドファンディング支援企業が増える事で事業者の方々にとってよりクラウドファンディングという存在が身近になればいい事だと思う。
クラウドファンディングのプロジェクト成功確立は約30%程度と言われている。
利用者数が増えてもこの数字は大きく変化しないものと思われるし、下手すれば成功確率は減少すると考えている。
何故なら、クラウドファンディングを成功させる為には戦略が重要であり、その戦略を実行する行動が必要となるから。
利用者数が増えても「運がよければ」や「とりあえずチャレンジ」では失敗する可能性が高い。
クラウドファンディングを成功させる「コツ」や「技術」が存在し、それを知っている人が勝つと言っても決して大袈裟ではない。
本記事ではクラウドファンディングを成功に導く為の「準備」について触れていきたいと思う。
段取り八部という言葉がある通り、クラウドファンディングにおいて準備は非常に重要な位置付けなのだ。
クラウドファンディングの流れ
クラウドファンディングの主な流れ
- プラットフォームへの登録作業
- プロジェクトの目的と概要、リターン検討
- 目標達成金額設定
- ページ作成
- 審査
- プロジェクト開始・周知
- プロジェクトクローズ
- リターンの実行
ざっくりこのような流れでプロジェクトは進んでいく。
この中でも特に戦略的に設定しなければならないのは「リターン」と「目標金額設定」。あとはページ作成〜審査期間にかけての支援者リスト作成と事前案内+支援依頼であると言える。
クラウドファンディングの準備において重要なポイント
リターン設定
クラウドファンディングで最も戦略が重要なポイントの一つがリターン設定。
まず、このプロジェクトにおいて支援してくださるのはどんな方々か。誰に刺さるプロジェクトかというターゲットを設定していく。
次にターゲットの方々に「欲しい」と思わせるリターンを複数ラインナップ用意する。
などがリターンにおける重要なポイントであるが、勿論リターンを実行するという事はイコール原価がかかる場合があるという事。リターンに設定した商品によっては原価を必要とし、更に輸送コストもかかる。食べ物などであればクール便を選択する必要がある時もあり、それらをしっかり考慮する必要がある。
また、「原価がかからないリターン」の設定も重要なポイント。資金を調達する事が第一目的の場合は如何に原価をかけずに支援者のみなさまに喜んでいただけるリターンを検討出来るかも大きなポイントとなる。
加えて、「リターンは必要なく、ただ応援したい」という方も存外多く、こういった方々向けのリターンとしてお礼の手紙やお礼のメールなどを設定する場合も多い。
クラウドファンディングを実行する際に、利用プラットフォームによって異なるがサービス利用料がかかる。通常支援総額の10%〜20%程度がこの費用になる為、このポイントについても考慮した上でリターン設定をしなければ成功したが赤字なんてこともザラにある。
戦略的にリターンを設定しなければならないのはこういったポイントに注意しなければならないからである。
弊社クラウドファンディング支援サービス「ミラプロ」ではクライアント様と打ち合わせを行い密なリレーションシップを築きながらこの戦略部分を検討していく。
クラウドファンディングにおいて本当の意味での成功を納めるための重要なステップの要点を押さえているから出来る事であると言える。
目標金額設定
100万円集めたい!目標金額は100万円に設定しよう!
悪くはない。悪くはないんだけど、成功に向かう為にはロジックが足りない。
どちらが先かという問題はあるが、リターンや支援見込みから算出する目標金額の設定。または目標金額があるからこそのリターン設定。どちらのパターンも存在する。
後者の場合、多くはAll or nothingという「目標金額が集まらなければプロジェクト解散」という方式で実施する事をお勧めする。この方式であれば、目標金額を達成しなければリターンを実行する義務も発生しない。ノーリスクと言ってもいいだろう。
一方で、前者の場合は「どちらにしても実施するからその手助けをして欲しい」というケースが多い。その為All inという方式を採用し、集まっただけもらう。そのかわりリターンも実行義務があるという方式を用いる事が多い。
統計的には知り合いが1/3、知り合いの知り合いが1/3、全然知らない人が1/3。これが支援者構成の指標であるとされている。
よって、支援者になりうる方々をリスト化し、おおよその推測の中でどのリターンを選択してくれるかを見極め、その総額がプロジェクト全体で集める事の出来る1/3の金額と目星をつける事が出来る。
そこから目標金額を設定していくが、より支援を集めるためにはより達成可能な範疇の目標設定にするというケースもある。
目標金額を達成し、更にそれを上回る支援を集めるとプラットフォームの中でも「注目のプロジェクト」としてトップページに取り上げてくれる場合がある。
その為、目標金額の設定はとても繊細なバランス感覚が必要となる。
また、支援比率についてもプロジェクトの属性によって大きく異なるため、一概に1/3という数字をあてにしてはならない。
弊社クラウドファンディング支援サービス「ミラプロ」ではプロジェクトの属性に合わせた目標金額設定の提案もさせていただいているので気になったらまずはお問い合わせいただければと思う。
最後に
クラウドファンディングは決して運がいいから成功するものではなく、成功するべくして成功するように戦略を以て取り組むものであるという事が多少なりともお分かり頂けたかと思う。
本記事ではその一部について触れたが、実際には様々なポイントにおいて準備や戦略が必要となる。
一つ一つ確実に押さえて意義のあるプロジェクトにしていただきたい。
「ミラプロ」の中では本当に入り口の部分からプロジェクトクローズまでを支援するサービスを豊富に用意しており、オプションとして写真撮影やインフルエンサーによる発信なども選択する事が出来る。
ディレクション担当、Webページ作成担当、写真撮影担当、ライティング担当など各専門家がクライアントが迷わずに済む為の徹底サポートを行うので安心してお任せいただきたい。
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