SNSのビジネスへの有効利用が加速していく今の時代において、この波にしっかりと乗りSNSを活用するというのは必須となってきています。
その中でもLINEは国内において絶対的な使用率を誇るSNSとして確固たる地位を築いているのは言うまでもないでしょう。
SNSの現状
これは2010年から2020年までの10年間におけるスマートフォンの普及率の推移です。※15歳~69歳が対象
この10年間でスマートフォンの利用率は爆発的に増加し、2020年時点では15歳~69歳の実に93.2%がスマートフォンを利用しているという結果となっています。
これはすなわちこの93.2%の方々があらゆる情報をインターネットから得ていると言っても過言ではないでしょう。
国内におけるSNS利用者数
次にSNS利用者数の推移に目をあててみましょう。
この表からも分かる通り、凡そ8,000万人の方々がSNSを利用しています。これはネット使用人口に対するSNS利用者の割合にして78.7%を占めます。
SNS毎の利用者数
主要SNSの世界、国内におけるSNS月間利用者数はこのようになっています。
Facebookは世界では根強い人気を誇りますが、国内においてはやや失速しつつあります。
しかしながらやはり実名登録制である事からも安心感といった観点からもビジネスシーンでFacebookを利用する方々は少なくありません。
Twitterは国内外で人気があり、140字という字数制限と共感を呼ぶ比較的フランクなSNSとして拡散力を強みとしてビジネス・個人双方での利用が目立ちます。
Instagramは急激に利用者数が増えたSNSで、写真を中心に視覚に訴求する特性が特に女性から支持を集める一つのポイントであると言えるでしょう。
ビジネスにおいても特に飲食店やアパレル業などを中心に非常に効果的なSNSです。
YouTube
YouTubeは今や国内外問わずポピュラー且つ認知度の高いSNSです。広告収入で生計を立てるYouTuberとしての一面をもちつつ、考え方や有用な情報を発信するブランディングツールとしても重宝します。
LINE
そして今回の焦点となるLINEですが、実は海外ではあまり普及していません。主要SNSの中でも世界という範囲で言うと最も利用されていないのですが、見てわかる通り、国内においては圧倒的な利用者数を誇ります。
前述した表の数字よりも多い理由の一つとしてはビジネスアカウントであるLINE公式アカウント(旧LINE@)が個人の利用者数に含まれていないからだと仮定づける事としましょう。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとはビジネス用のLINEサービスで店舗や企業のLINEアカウントとなります。
利用方法やどんな事が出来るかは後ほどお話しますが、2019年1月時点で既に300万件を超える開設数となっており徐々にその存在を発揮してきているSNSです。
LINE公式アカウントの機能とは
LINE公式アカウントはプランによって使える機能が一部変わってきます。
主にメッセージの配信数や追加メッセージなどによってその機能段階が上がっていく形ですが、開設したての頃はフリープランで問題ありません。
活用が進んでいくにつれて、プランを上げていくという方法にした方がムダもないと思いますが、オプションであるプレミアムIDについては設定する事をお勧めします。
これは個々のIDを持てる機能で、ここを契約していない場合はランダムなIDが自動的に採番されます。
自社名を入れるなど、差をつける事でID検索もしやすくなります。
こんなイメージです。
メッセージ配信について
LINE公式アカウントではメッセージの一斉配信が可能です。
キャンペーンやクーポンの配信、新しい情報発信などが出来ると共にセグメント毎に配信が出来るのも大きな強みです。
セグメント毎の配信とは、顧客や会員を特定の属性で絞り込みをしてセグメントで分類したグループ毎に配信出来る機能です。
絞り込める属性 |
---|
友達期間 |
性別 |
年齢 |
OS |
エリア |
これらの種別を組み合わせてフィルター設定する事も可能となっています。
注意点!!
友達人数が100人未満では使用できません!
チャット機能について
この機能は既におなじみの物だと思いますが、個別でのチャットやり取りが出来る機能です。
ただし、ユーザーからトークやスタンプの送付があった友達のみとしか個別チャットを行う事が出来ません。
そしてもう重要な点として、LINE公式アカウントではまずグループチャットに参加する設定が必要になります。
設定⇒アカウント設定と進みます。
その後、デフォルトでは上部の『グループ・複数人チャットへの参加を許可しない』となっている所を下部の参加するへ変更してください。
また、LINE公式アカウントではこちらからグループを作成して招待する事が出来ません。
よってどうしてもグループを作る必要がある場合は個人LINEでグループ作成して公式アカウントを招待⇒個人LINEはグループから抜けるという手を取る必要があります。
自動応答メッセージ
ユーザーからトークで話しかけられた際に自動で送信されるメッセージを登録する事が出来ます。
自動応答の種類としては、
- ユーザーから完全一致の特定のトークを受け取った際に、自動で応答する「キーワード応答」
- ユーザーから受け取ったトークをAIが判別してカテゴリ別に返信する応答機能
- ランダムに登録済のメッセージを送信する応答機能
の3つがあります。
リッチメッセージ
バナーを表示し、設定したWebサイトへ移動させたりクーポンを発行する事が出来る機能です。
画像サイズは1040×1040でクリック誘導率が高いという特徴があります。
企業の多くが利用している活用しやすい機能の一つです。
※以下、例です。
リッチメニュー
企業のアカウントではおなじみのメニューですね。
トーク画面最下部に出てくるメニューバーを設定する事が可能です。
こちらをタップする事でリンク設定したWebサイトへの移動やクーポンの発行、ショップカードへの遷移などのアクションを誘発する事が出来ます。
クーポン
こんな感じのクーポンを作成する事が出来ます。
ここで作成したクーポンはメッセージ配信やタイムラインなどで配信可能です。
ショップカード
所謂ポイントカードがLINE上で作成できます。飲食店やアパレルなどでは特に活用できる機能で、以下の画像のようなイメージで作成が可能です。
リサーチ
LINE公式アカウントではアンケート機能を備えています。
リサーチと呼ばれるこの機能では、アンケートに答えてもらったらクーポンを配信するなどの機能を備えていますので非常に便利且つ顧客の要求、ニーズを知るために有用な機能です。
支払いリクエスト
あらかじめLINE Pay加盟店My pageで決済用URLを発行しておけばLINE上で支払いリクエストを送る事も可能です。
チャット設定上に「お支払」タブがありますのでそちらへ決済用URLを貼り付けて設定する事でこの機能を有効化する事が出来るので有効活用する事で支払いもLINE公式アカウント上で成立してしまいます。
まとめ
ご紹介させて頂いた通り、LINE公式アカウントでは様々な機能を有しており特に個人事業主や小規模事業者の方にとっては大きな力となるツールです。
日本国内におけるLINEのシェア率は冒頭でも紹介した通り凄まじいものがあり、またLINEという日常使用するSNSでのビジネスは壁を感じさせないものとして大きな価値を生み出す事は間違いありません。
弊社ではLINE公式アカウントの運用方法をはじめTwitterやInstagramの運用についてもサポートさせて頂いておりますので興味がある方は是非下記お問い合わせ欄からごお気兼ねなくお問い合わせください!
お問い合わせ
いつでもお気軽にお問い合わせください。050-8888-7887受付時間 9:00-17:00 [ 土・日・祝日除く ]
お問い合わせはこちら t-osawa@leo-makoto.com