業務改善に取り組む上での入り口、目標と目的を明確にする

みなさん、こんにちは。広島県呉市の業務改善コンサルタント、株式会社LEO-Makoto大澤です。

今回は業務改善に取り組む中で入り口となる部分『目標』と『目的』についてお話します。
さて、この『目標』と『目的』についてですがまずは基礎的な部分をおさらいしましょう。この2つの言葉について、明確に違いを述べる事は出来るでしょうか。

どちらともに目指す物という点では同じですが意味合いは異なります。

目的

広辞苑によるこの言葉の定義は『成し遂げようと目指す事柄』。
つまり最終的に成し遂げたい、目指す到達点の事を言います。

目標

広辞苑によるこの言葉の定義は『目的を達成する為に設けためあて』。
つまり目的を達成する為の手段となります。

まずはここを明確にしておく必要があります。

業務改善を実行するにあたり、何を目的とし業務改善を行うのか。その為に打ち立てる必要がある目標は何か。
特に目的が明確になっていない場合、打ち立てた目標そのものがブレてきてしまう恐れがあるのです。

目標の設定方法について

目的と目標の違いが分かったところで目標の設定方法についてお話します。

例えば目的が『西日本での〇〇業界におけるシェアナンバー1』だとしましょう。

するとこの目的に向かう為、様々な目標が設定されて然るべきです。
例えば設計だけ、調達だけ、製造だけ、生産管理だけといった具合に一つのセクションだけでこの目的を達成する事は不可能なのです。

では、この目標をどのように設定していけばいいか。

目標設定の方法は実に様々です。

上記のリンク先に様々な目標設定におけるフレームワークが記載されていますので参考にしてみてください。

私が推奨している目標設定方法は『SMART』というものです。

目標は、誰が見ても明確で且つ共通の理解として存在するべき物です。
例えばAさんからするとこういう認識、Bさんはこういう認識といった具合に人によって見方が異なるものであってはなりません。

このSMARTという目標設定方法は、明確に表現する為の5つの要素の頭文字から成る言葉です。

  • Specific(具体的に)
    誰が読んでも分かる。明確で具体的な表現や言葉で表す

  • Measurable(測定可能な)
    目標の達成具合が誰にでも判断可能なように定量化する

  • Achievable(達成可能な)
    希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容か

  • Related(経営目標に関連した)
    設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうか

  • Time-bound(時間制約がある)
    いつまでにこの目標を達成するか期限が明確である

目的を達成する為の手段としてきちんとそれと紐づき、地に足のついた目標を誰の目にも明らかな表現方法と定量的測定により決められた期限の中で達成する。

これがSMARTの考え方です。

また、定量的表現をする上でKPI(重要業績評価指標)を設定していく必要があります。この辺りは別記事でまたご紹介いたします。

まとめ

目的と目標それぞれが持つ意味と役割についてお話させて頂きました。何れにおいても業務改善を始める前に明確にしておく必要がある項目です。

従業員の方へ業務改善を促す際においても、この目的と目標が明確でしっかりと説明する事で『何故やるんだろう』という状態に陥らない。つまり業務改善をやる意義をしっかりと認識して取り組めるので迷いがない状態となります。

これは業務改善に着手する上で非常に重要な事です。

通常業務をこなしながら業務改善に取り組む。この中で業務改善を何故やるのかが明確でない場合業務改善の優先順位が極端に落ち、最終的に『忙しいから』という理由や『やる意味がよくわからない』というような理由で頓挫してしまう事が非常に多いのです。

この目的と目標を混同している場合も同じです。
例えば生産性を向上させる為に生産設備を導入するつもりだったのが、いつの間にか生産設備を導入する事が目的になってしまい、生産性には焦点をあてなくなるなど。

ちょっと極端な例ではありますが、これに類似した事例は山ほどあるのです。

折角実行する業務改善。企業の成長はいつだって『何かをよくするために変化』する事です。そのきっかけが業務改善なのです。

是非、目的達成の為の目標設定を実施し素晴らしい成長を遂げてください!

当社連絡先について

当社では、今回ご紹介させて頂いた目的や目標の明確化。そして現状の把握。
問題の抽出と改善案の立案、改善の実行と効果測定。
必要あれば修正というステップの全てをフルサポートさせて頂いております。

勿論、この中の『この部分だけ』といった局所的なサポートも可能です。

ノウハウ・時間がない中で業務改善を遂行していく事は非常に困難である事は私も現場従事者としての経験があるため十分に分かります。

しかしながら企業が成長していくために改善は必須です。

このようなジレンマを抱える企業様のお役に立ちたい。企業様の成長に少しでも寄与したい。これが私の存在意義です。

もし、何かお役に立てることがあればいつでもご相談ください。

まずは『トライアル期間』として私がどのような提案が出来るか。どのような人間かという事を知って頂く為のサービスもご用意させて頂いております。

初回のご挨拶、ヒアリングは無料で行っておりますので併せてご活用いただければと思います。

いつでもご連絡ください!!

E-mail・電話番号

t-osawa@leo-makoto.com

0823-32-0070

LINE

友だち追加

Twitter

Follow me!

最新情報をチェックしよう!
PAGE TOP