5sを定着させる!「正しい知識」と5sのメリットについて知ろう!

「5sを会社で定着させたいんだけど、中々定着しないんだよね」

こういった声は本当によく聞きます。

皆さんの会社ではいかがですか?5sを企業文化として定着出来ていますか?

もし「Yes」であればこの記事の内容は特に役に立ちません。

少しでも「あまりうまく行っていないなぁ」と思った方はそのまま読み進めて下さい。少しはお役に立てるのではないかと思います。

<この記事で分かる事>
・5sが定着しない理由
・5sを定着させる為にどうすればいいか

では、早速いってみましょう。

5sが定着しない理由

5sが定着しない理由は大きく分けて3つです。
本項ではその3つの理由について掘り下げていきます。5sを効果的に進める為に重要な0ステップ目は「何故定着しないか」を知る事です。

理由① 5sの本質が理解出来ていない

1点目はこれです。5sをただの掃除・清掃と考えていらっしゃる方が非常に多いと感じます。

例えば上司に「5sをしろ!」と指示を受けた場合、目に映る範囲はある程度きれいに「掃除」をします。

しかしながら、元々そこにあったモノは棚や隅の方に固められているだけでその場しのぎ以外の何物でもないケース。

これは経験上、本当に多いです。

結局数日経つと一時的に退避させたモノは元の場所に戻り、結果すぐに元通りの状況となります。

そうしてまた「5sをしろ!」という指示が出る。

この繰り返しです。

理由② 優先順位が低い

これも多いですね。会社として最優先事項として5sを励行していても、実際のところ生産が忙しくなったり、他の重要な事が発生するとたちまち5sの優先順位が繰り下がっていく。

当然、緊急に対応しなければならない事などはあるでしょう。

それに対応する為に1週間程度5s活動がストップしてしまう。一度下がった優先順位をまた引き上げる為には相応のモチベーションが重要なのです。

これを会社として妨げているといっても過言ではないでしょう。

理由③ メリットが分からない

5sをする事のメリットが分からない。これが最後の理由です。

5sをする事で見た目がよくなり、清潔感が出るという事は皆さん当然理解します。

しかし、「生産効率が上がる」「品質が上がる」「安全性が上がる」などと言われてもあまりピンとこないのです。

「実感した事がないから」です。

実感した事がない、経験がない。メリットを肌で感じた事がない。

これではどれだけ正しい知識を身に付けても5sに対する優先順位が上がる事はないでしょう。

5sを定着させるためには?

定着しない理由についてお話したところで、「定着させる方法」についてご紹介させていただきます。

① 5sの正しい知識を身に付ける

どんな事を始める際にも必要なのは「正しい知識をつける」事です。

「こうだろう」という先入観などではなく、きちんとした知識を身につける事が本当に重要なのです。

5sに関してはインターネットで調べると沢山の記事が出てきます。

なので、それぞれの要素が一体どのような役割を持ち、どのような効果を果たすのかは幾らかネット上から引き出す事が出来るでしょう。

重要なのは、「それをどう伝えるか」。

会社によって文化や辿ってきた経緯などは大きく違います。

また、どのような人がどのようなポジションで現場に関わっているのか。

こういった面にも配慮しつつ「伝え方」をカスタマイズする事。こういった微調整も含め実際に5sに取り組む方々が5sをどう捉えるのかに注視する必要があります。

私がおススメする一つの伝え方は「身近なモノ・コトに例える」事です。

経験したことがないのに理屈ばかり言われても話が入ってこない場合が多いのは私だけではないでしょう。

多くの方は無意識・無自覚の内に身の回りで5sを行っています。

自宅や自家用車など、可能な限り分かり易いたとえを用いながら質問を投げかけるなどして「答えをだしてもらう」ようなやり方も効果的です。

そうすれば、まだ実感していないながらもある程度腹落ちした理解が出来る場合がとても多いのです。

② 実践する

正しい知識を身に付けた後は必ず実践する事が必須です。

いきなり全職場で行うといった事はせず、まずは本当に範囲を絞って実践してみましょう。

例えば作業台一つ。

作業台が一つあれば5sの全てを実践する事が出来ます。

用意する物はウェスと洗浄液、付箋とマスキングテープ。これだけでも出来ます。

「これが我が社の5sが出来ている状態だ」と言えるサンプルを一つ作ってしまえば、その後の横展開は容易です。

まずは小さな範囲で実践してみましょう。

③ 評価する

ここを疎かにすると5sは定着しません。

従業員の皆様が自ら考え、取り組んだ結果に対して必ず「評価」をしましょう。

ここで言う評価とは、点数をつけるような物ではなく出来ている事に対してまず褒める事。

そして、「ここはこうすれば更によくなる」という点を見つけてアドバイスを加える事です。

これは、上司だけでなく例えば他のエリアを担当している方などに入ってもらい実施するとより効果が高まります。

範囲を絞った実践を行い、決めた日時に評価をし、その評価を基に改善をする。と同時に評価を行った方々の職場でも5sを開始する。

改善後は再度評価し、定期的にその状態が維持出来ているかを評価する。

このようなステップを踏むと5sは確実に進みます。

しっかりと評価をするためにもエリアを絞る事が効果的なのです。一斉に全職場で5sをしても中々評価がいきわたりません。

5sをこれから本格的に導入する企業様ではこういったステップを踏んでいく事をお勧めします。

最後に

業務改善以外にも言える事ですが、理屈は重要ですが何か物事を定着させる時に感情にも注意しなくてはなりません。

何故なら理屈よりも感情の方が力が強いからです。

どれだけ正しい事を言っていても「気に食わない人」が言っている事には理解しても素直に従いたいとは思わない。これは人間の本能です。

理屈より感情、感情よりも本能が強いのが人間という生き物です。

5sを会社に浸透させようとして「5sをしろ」と指示をだしたところで感情のどこかで「この忙しい中でそんな事している暇はない」などといった思考になってしまう事があると思います。

だからこそ「正しい知識」を「腹落ちする方法で」伝える事がまず最初に気を付けなくてはならない事。

そして、継続させる方法についても評価を繰り返しながら確実に進めていく事。

正しい積み重ねが会社の文化を作っていきます。

私にお手伝い出来る事

私は、こういった5sの入り口部分。従業員様への5s教育と実践トレーニングを半日で行っております。

そして、その後のアフターフォローとして本記事でご紹介した「評価」部分などを行わせて頂いております。

半日で従業員様の5sへの意識が劇的に変わり、実際に一か所の現場が見違えるように変わります。

この一歩を踏み出すことが出来れば横展開や5s以外の業務改善などの進捗も大きく変化します。

従業員様のモチベーションや意識改革は様々な面において素晴らしいインパクトをもたらすのです。

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